「悲しき”すれ違い”の恋」
あなたは、
少女漫画の新たな名作、
切なさと希望が交錯するこの物語
『拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 』
という作品をご存じでしょうか。
「やり直し」「すれ違い」「成長」「陰謀」など、
さまざまな要素が絶妙に絡み合った傑作ラブストーリーです。
今回は、『拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 』の作品情報・あらすじ、
そしてどのサイトで読めるのかご紹介していきます！
『拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 』作品情報
タイトル：拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
漫画：由姫ゆきこ
原作：八色鈴
出版社：オーバーラップ
- ファンタジー
- 転生・異世界
- 恋愛
- ロマンス
- 家族愛
- なろう系
- 転生・やり直し系ラブストーリーが好きな人
「もしも人生をやり直せたら…」そんな“if”の世界にワクワクする方にピッタリ！ - 不器用な男女のすれ違いに胸が締め付けられる物語が好きな人
お互いを想い合っているのに、素直になれずすれ違う…そんなもどかしさに共感したい方。 - 王道の“騎士×姫”カップルに憧れる人
騎士の誇り高き姿と、姫の儚さや強さのギャップが好きな方は必見です。 - キャラクターの成長や心の変化を丁寧に描いた作品が好きな人
ただの恋愛物語ではなく、登場人物の内面の成長や変化をじっくり味わいたい方に。 - 美麗な作画やファンタジックな世界観に浸りたい人
中世ヨーロッパ風の舞台や、繊細なキャラデザインが好きな方にもおすすめ！
『拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 』あらすじ・概要
病弱で引っ込み思案な王女リデルは、才覚に溢れた騎士オスカーに恋をし晴れて夫婦となる。
しかし、偶然この結婚はオスカーが望んでいない婚姻と知ってしまい、希望に満ちていたはずの夫婦生活は空回り、二人の心はすれ違っていく。
そして、追い打ちをかけるように悲劇がリデルを襲い、命を落としてしまう。
だが、二人の物語はそこで終わりにならなかった――。
“はずれ姫”と蔑まれた元王女と“氷の騎士”と謳われた青年伯爵。
コミックシーモアより引用
これは、不器用な二人が時を越えて紡ぐ、恋の物語。
不器用な二人のリデルとオスカー”すれ違い“から、お互いに不信感が生まれてしまいます。
そして物語の序盤にして、二人は本当の幸せを知ることなく、お別れとなってしまうのです…
ええ！？始まりから壮絶ですね…
でも、物語は二人の恋のお話なんですよね？
よくぞ聞いてくれました！
なんとリデルは、とある資産家の娘ジュリエットとして転生するんです！
そして12年の時を経てオスカーと再会することで本当の二人の恋物語が始まります。
『拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 』見どころポイント
- 時を超える“やり直し”のドラマ
物語の最大の特徴は、リデルが一度命を落とし、
人生をやり直すという“転生”要素。
「もう一度やり直せたら…」という誰もが一度は夢見る願いが、
切なくも希望を感じさせる形で描かれています。
リデルが今度こそ幸せを掴もうと奮闘する姿に、
読者も自然と応援したくなるはず！ - すれ違う心、切なさMAXのラブストーリー
リデルとオスカーは、
お互いに大切に思っているのに、
言葉や態度がうまく伝わらず、
すれ違いを繰り返します。
リデルは「自分は“はずれ姫”で、オスカーにとって重荷なのでは」と悩み、
オスカーは「リデルに嫌われたくない」と思うあまり、素直になれない…。
このもどかしさ、切なさが、
物語をよりドラマティックに盛り上げます。 - “氷の騎士”オスカーのギャップと成長
オスカーは“氷の騎士”と呼ばれるほど感情を表に出さないクールな青年。
しかし、その内面にはリデルへの深い愛情と、
彼女を守りたいという強い想いが隠されています。
物語が進むごとに、
オスカーが少しずつ自分の気持ちを表現できるようになり、
不器用ながらもリデルに寄り添おうとする姿がとても魅力的です。 - リデルの成長と変化
最初は病弱で自信がなく、
周囲に流されがちだったリデル。
しかし、やり直しの人生で
「今度こそ自分の気持ちを伝えたい」
「自分の人生を自分で選びたい」と強く願い、
少しずつ自分を変えていきます。
彼女の成長は、
読者にも勇気を与えてくれるはずです。 - 王宮の陰謀やサスペンス要素
単なる恋愛ストーリーではなく、
王宮内の陰謀や権力争いも物語の大きな軸。
リデルの死の真相や、
オスカーの立場に関わる事件など、
サスペンス要素もたっぷりで、
読み応え抜群です！ - 美しい世界観と作画
中世ヨーロッパ風の荘厳な宮殿やドレス、
騎士の甲冑など、
細部までこだわった美しい作画も大きな魅力。
ページをめくるたびに、
物語の世界に引き込まれます。
『拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 』推しキャラ紹介
私の推しキャラは「オスカー」です。
氷の騎士オスカーですね！
確かにもう少し彼のことについて知りたいと思ってました。
この作品を楽しむ上で彼についての紹介は欠かせないでしょう。
それでは、さっそく彼の魅力をご紹介致しましょう！
オスカーは常に冷静沈着で、
感情を表に出さず、
騎士としての誇りと責任感を持っています。
その凛々しい姿は、まさに“理想の騎士”像。
リデルだけでなく、読者の心も惹きつけます。
そんな彼の魅力を良くも悪くも表現するなら、
不器用という一言に尽きるでしょう。
本当は誰よりもリデルのことを想っているのに、
その気持ちが全て裏目に出てしまうです。
では、その不器用なエピソードそして、
そのような行動をしてしまった心理を一部抜粋させていただきました。
・夜会など社交場へ、本来は同伴することが望ましいリデルを連れていこうとしない。
⇒リデルを自分以外の男に合わせたくない、興味を持たれたくないから。
・オスカー自身が平民の出の騎士ゆえに王女と結ばれることで富と権力を手にすることができると口にする。
⇒リデルへの独占欲ゆえに嘘をついてしまった。
・リデルにとって素性の分からない女性と密会している。そしてリデルにすら見せない笑みを見せる。
⇒作中では愛人とさえ噂されるも、その実、唯一血のつながりがある心を許せる異父姉と話しているだけだった。
・エミリアが産まれてからも、リデルと一緒に過ごそうとせず、リデル一人を別荘へと移そうとする。
⇒エミリアが産まれたから用済みという訳ではなく、エミリアの体調を案じての行動。
上記が全て裏目に出てリデルはオスカーからは愛されてなどいなかった…
この婚約は望まれたものではなかった…
そう感じてしまうのでした。
ただオスカーはオスカーで不器用になってしまった悲しい過去があるのです。
その結果、平民のオスカーに嫁ぐことになってしまったリデルに対して、
「俺に嫁いだのは人生の汚点だろう」という罪悪感が生まれてしまいます。
さらには、リデルへの愛の重さゆえに、
「リデルとの距離が離れてしまうのが怖い」
「リデルに本当はどう思われているのか、知ってしまうのが怖い」
といった臆病な自分が形成されてしまい、
リデルとの接し方を間違えてしまうのでした。
過去のオスカーがどのような人生を送ってきたのか気になりますね。
オスカーの過去については作品をチェックしてくださいね！
では話を戻して、そんなオスカーだったからこそ今のオスカーが魅力的に見えるようになります。
そして分かり合えぬままに、
リデルとの永遠の別れを迎えることになってしまい、オスカーは深く悲しみます。
さらにはリデルの兄イーサンから憎悪の感情を向けられてしまいます。
それでもオスカーを突き動かすのは、
リデルへの贖罪(しょくざい)の気持ちと、
残されたエミリアを悲しませないという思いでした。
そんなオスカーにもう一度光を与えてくれるのが、
リデルことジュリエットなんです！
私はオスカーが笑うたびに、
泣いてしまうほど嬉しくなります。
オスカーが本当の意味で笑える日がくることを楽しみに、
私は今後もオスカーのことを応援していきたいです。
『拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 』ネタバレ・感想
※ここからは作品の重要な展開についてのネタバレを含みます。
未読の方はご注意ください。
リデルは一度命を落とすが、転生を経て人生をやり直すことになる。
リデルは病弱で引っ込み思案な王女として生きてきましたが、
オスカーとの結婚生活は孤独と誤解に満ちていました。
やがて王宮の陰謀に巻き込まれ、
療養のため別荘に向かう途中で野盗に襲われ、
自ら命を絶つという悲劇的な最期を迎えます。
死の直前、オスカーへの想いと「やり直したい」という強い後悔が奇跡を呼び、
リデルはエミリアへと転生することになります。
オスカーはリデルを本気で愛していたが、彼女を守るために距離を取っていた。
オスカーは“氷の騎士”と呼ばれるほど冷静で感情を表に出さず、
リデルに対しても素っ気ない態度を取っていました。
しかしその裏には、リデルを大切に思うがゆえに自分の立場や彼女への悪評から守りたかったという不器用な愛情が隠れています。
リデルが歩み寄ろうとお弁当を作っても受け取らなかったり、
優しさを見せられずにいたことで、
二人の距離はますます遠ざかってしまうのです。
転生後のリデルは、
オスカーの本当の気持ちを知り、
彼の不器用さを理解しようと努力します。
リデルの死の背後には、王宮内の権力争いと陰謀があった。
リデルの死は単なる病死や事故ではなく、
王宮内で渦巻く権力争いと陰謀によるものでした。
彼女が“はずれ姫”と呼ばれ、
周囲から蔑まれていた背景には、
王家の継承や貴族社会の複雑な思惑が絡んでいます。
リデルの侍女ミーナも、
実はリデルに対して複雑な感情を抱き、
裏で彼女を陥れるような行動をしていたことが明かされます。
こうした人間関係の闇が、
リデルを追い詰めていったのです。
やり直しの人生で、リデルは自分の気持ちをオスカーに伝え、二人の関係が少しずつ変化していく。
人生をやり直すチャンスを得たリデルは、
今度こそ自分の気持ちを素直に伝え、
オスカーと向き合うことを決意します。
過去の失敗を繰り返さないよう、
勇気を出して行動し、
例えば自分から積極的に話しかけたり、
オスカーの心に寄り添おうと努力します。
また、周囲の悪意や陰謀にも立ち向かい、
前世の知識を活かして自分やオスカーを守ろうとする姿が描かれます。
こうして、少しずつ二人の距離が縮まっていくのです。
「すれ違い」
この作品を語る上で触れずにはいられない言葉です。
オスカーの思い、リデルの思いがしっかりとお互いに伝わっていたなら…
と何度思ったことでしょう。
自分を押し殺して氷の騎士となり、
有望な領主へと成り果てたオスカーが、
目の前に現れた美しいリデルに一目ぼれしてしまうお話を読んだ時、
エミリアとオスカーとジュリエットの仲睦まじい姿を見た時だったりと、
本当ならこの光景も…
とやはりどこか思ってしまうところがあります。
だからこそ叶わなかった世界線以上に、
リデルことジュリエットには幸せになって欲しいですし、
オスカーにも本来の自分をさらけ出して幸せになって欲しいですね。
『拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 』はどこで読める？
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加えて冒頭のみではありますが、
試し読みができるのも魅力的です。
おわりに
ご読了ありがとうございました。
いかがでしたしょうか、
冒頭でも紹介した「悲しき”すれ違い”の恋」を描いた物語となります。
切ないけれど、希望に満ちた物語。
不器用な二人が少しずつ歩み寄り、
運命を変えていく姿に、
きっとあなたも涙し、
胸が熱くなるはず。
転生ものや王道カップルが好きな方はもちろん、
「最近、心が動く漫画に出会えていない…」という方にも、
ぜひ一度読んでほしい作品です！
先が見えずに”損失感“を抱えた登場人物達に再び光が差していく様をぜひともあなたの目でご覧あれ！
